僕たちはこれからどう食っていくか会議

夜の中目黒に集まった「idontknow.tokyo」「ALL YOURS」「HI MOJIMOJI」の3つのグループ、計6名によるトークイベントまとめ第2回目です。

彼らがデザインし、世の中に放った「HINGE」や「WORKERS'BOX」といったプロダクトが、本人たちの想像を超えた形で受け入れられました。

共通していたのはTwitterをはじめとするSNSでの拡散。さて、どんな広がり方をしたのでしょうか。


【第1回】僕たちに何が起こったのか
【第2回】僕たちに共通していたこと
【第3回】僕たちはどう売っていくか
【第4回】僕たちはどう食っていくか
【第5回】僕たちが大切にしてること

登壇者のプロフィールはこちら

【2】僕たちに共通していたこと

木村 木村:Twitterで広まったアイドントノウと同じことがハイモジモジにも起きましたよね。

松岡 松岡:ハイモジモジの松岡と申します。主に文房具を作る会社を夫婦でやってます。

松岡

松岡 松岡:うちの妻、片づけがめちゃくちゃ下手くそで。以前ふたりでひとつのテーブルを共有してたんですが、常にデスクが散らかっていたんですね。彼女の書類が僕のほうにどんどん攻めてくる。

木村 木村:向かい合わせに座ってたんですね。

松岡 松岡:そう。それで僕の周りのスペースをすべて占拠されてしまいまして。結果、事務所の中で作業する場を分けました。

木村 木村:別居だ。

松岡 松岡:家庭内別居ならぬ事務所内別居。ただ、彼女としては「ちゃんと片づけたい」という理想はあったようで。そんな彼女が自分のために作ったのが「WORKERS’BOX」という箱です。

HI MOJIMOJIさん(@himojimoji)がシェアした投稿 -

木村 木村:これ、僕も事務所や家で使ってるんですけど、とりあえずこの中に入れるんですね、書類を。自分である程度グルーピングして入れておく。すると、すごいことが起きるんです。「散らかったものたちが本来あるべき場所に帰っていく」みたいな片づき方をするわけです。

田久保 田久保:「散らかる=所在がない」だと。

木村 木村:そうそう。だから「WORKERS’BOX」でモノの住所をちゃんと決めてあげて「ここですよ」と納めてあげると片づくんです。

角田 角田:すごい。

木村 木村:僕も事務所で怒られるほど、めちゃくちゃ散らかしてたんですよ。でもね、これで解決しました。

松岡 松岡:文房具って片づけが得意な人には使いやすいものですが、苦手な人にとっては難しいんですよね、使いこなすのが。ところが「WORKERS’BOX」は片づけが苦手だった人が目の前でどんどん片づけていくので「本当に使えるものなんだ」と気づいて。それで商品化することにしました。

木村 木村:売れたきっかけは何だったんですか?

松岡 松岡:Twitterですね。商品を分かりやすく4コマ漫画で紹介したら、たくさんリツイートされまして。

松岡 松岡:はじめはFacebookの投稿を見た友達がみんな買ってくれて。普段そんなに買ってもらえないですよ、いくら友達だからって、モノを買うときは一消費者として「自分に必要かどうか」で判断するわけだから。でも今回は違った。ということは「情報さえ届けば響くはずだ」と思ったんです。そこで一番拡散力のあるTwitterを活用することにしました。

木村 木村:松岡さんのTwitterめちゃめちゃ面白いんですよ。IKEAのソフトクリームのやつとか、拡散してメディアにも取り上げられましたよね。

角田 角田:それ何リツイート?

松岡 松岡:26,000でしたね。「WORKERS’BOX」よりも拡散しました(笑)



木村 木村:アイドントノウの「HINGE」もTwitterがきっかけですよね。

青木 青木:はじめは個人のFacebookから広めたんですが、いきなり100人ぐらいに買ってもらえてびっくりしました。それが落ち着いたある晩、ネットショップで23個売れたんですね。興奮して角田さんに「大ブームが来た!」って騒いでたんですけど、次の日に3,000個売れて、前日の23個どころじゃないことが起きたんです。

角田 角田:そうなんですよ。

青木 青木:自分たちの全然知らない、買ってくださった方がツイートしてくれて。「WOREKRS’BOX」と同じ16,000リツイートでした。



木村 木村:すごい。

青木 青木:急に拡散されて、その様子を分析してくれた人もいて。その記事によると、有名人やメディアが拡散してくれたわけじゃなかった。

角田 角田:そうなんですよね。バズライターみたいな影響力のある人に拡散いただけたのかと思ったら、同心円状にワーッと広がってたみたいで。

木村 木村:商品を紹介するプロの人じゃなくて、買ってくれたユーザーさんが「この商品面白いよ」って広めてくれたんですね。

青木 青木:もうひとつ面白いのが、もともと「HINGE」はデザイナーがアイデアを出すためのツールとして作ったんですけど、拡散してくれたのは腐女子の方々だったんですよ。

田久保 田久保:腐女子って言っちゃっていいの(笑)

HINGE

青木 青木:まあ、自分でプロフィールにそう書いてる方々なので。

角田 角田:「HINGE」を使って描いたマンガをTwitterにアップしてくれるんだよね。

木村 木村:自分たちが想定していたのとは違う人たちにも響いたんですね。

青木 青木:全然想定してなかった用途で、ものすごい売れ方をした。面白い経験をしました。

松岡 松岡:うちも「WORKERS’BOX」って名前だけあって、お仕事されてる社会人向けに作ったんですけど、腐女子も多くて。

田久保 田久保:また腐女子(笑)

松岡 松岡:アニメグッズなんかをコレクションする方々が「WORKERS’BOX」の中に収納する用途で使われるんです。もちろんTwitterのユーザー特性もあるんでしょうけど、そういう方々にも響いたのはうれしい誤算でした。

木村 木村:オールユアーズもSNSきっかけなんですよ。メディアの取材を受けたのはクラウドファンディングで売れてからで、やっぱり最初に広めてくれたのはお客さんなんですよね。

松岡 松岡:ああ。

木村 木村:SNSで一般のお客さん向けに発信していたら、思いがけないところにも響いてくれた。これがこの場に集まった僕らの共通点じゃないでしょうか。

トークイベント

【第3回】僕たちはどう売っていくか

プロダクト紹介その2

by Atsushi Matsuoka

ひらめきを逃さないツール【HINGE】

ひらめきを逃さないツール【HINGE】


アイドントノウの名を一躍知らしめたのがこれ、コピー用紙をはさんで使えるバインダーのようなものです。「HINGE」と書いて「ヒンジ」と読みます。

コピー用紙を1枚挟んで、それ以外は何もない状態で、まっさらに書き始められるミニマルなプロダクト。背の部分にある穴にペンのクリップを差し込んで保持できる仕組みも「やられた感」でいっぱい。

ひらめきを逃さないツール【HINGE】 実は僕も普段、ノートを使わず、コピー用紙を使っていました。打ち合わせのときに書きこんだり、ライターとして取材するときに走り書きしたり、お風呂上がりに思いついたアイデアを殴り書きしたりするときに。だから今では「HINGE」なしでは考えられません。

それもしてもなんでうちが思いつかなかったんだ! 悔しい! 悔しいからずっと使う!

【HINGE】の詳細はこちらから

WORKERS' BOX

デスクが片づくファイルボックス【WORKERS'BOX】


片づけが苦手なデザイナーが自分のために作ったところ、Twitterを中心に「こういうのが欲しかった!」の声が殺到したプロダクトです。トークイベントでも何度も引き合いに出されています。ぜひ実物を試してみてください、本当に身の回りがスッキリしますよ。

【WORKERS'BOX】の詳細はこちらから

tweet


WORKERS'BOX公式サイト

WORKERS'BOX公式サイト

ブランドサイトをオープンしました。「WORKERS'BOX」に関するすべての情報がここに集約されています。ご購入もこちらからどうぞ。
【徹底討論】なぜモノは片づかないのか

【徹底討論】なぜモノは片づかないのか

モノって、なぜ散らかるんでしょうね。デスクが片づくファイルボックス「WORKERS'BOX」が生み出された背景を語り合いました。全6回の連載です。
ハイモジモジ公式note

ハイモジモジ公式note

noteを開設しました。新商品ができ上がっていく過程をお伝えしていきます。

HOME