僕たちはこれからどう食っていくか会議【第1回】僕たちに何が起こったのか
僕たちはこれからどう食っていくか会議

東京は中目黒に集結した、全員メガネの男たち。彼らは視力が悪くとも、時代を見る目は持っているとかいないとか。

集まったのは、3つのグループ、計6名。

第一弾プロダクト「HINGE」が大ヒットし、次々とストイックなプロダクトをリリースしているidontknow.tokyo

インターネット時代のワークウェアを標榜し、クラウドファンディングで新作ウェアを発表し続けるALL YOURS

そして「WORKERS'BOX」が売り出し中のHI MOJIMOJI

彼らが時を同じくして経験した「これまでにないできごと」から互いの共通点を探り合い、これから「どう食っていくか」を話し合った秘密会議の模様をテキストでお届けします。


【第1回】僕たちに何が起こったのか
【第2回】僕たちに共通していたこと
【第3回】僕たちはどう売っていくか
【第4回】僕たちはどう食っていくか
【第5回】僕たちが大切にしてること

登壇者のプロフィールはこちら

【1】僕たちに何が起こったのか


木村 木村:自己紹介していきます、司会のオールユアーズ木村です。池尻大橋のお店やオンラインで洋服を販売していまして、クラウドファンディングで新商品を発表しています。2017年はCAMPFIREさんのファッションアパレル系カテゴリーで日本一の支援額をいただきました。

松岡 松岡:すごい!

木村 木村:これまで「水をはじいて雨の日でもずっと着られる綿のパーカー」とか「脇汗がしみなくて体の臭いが気にならないTシャツ」とか、生活のストレスを解消する商品を作ってきました。今、会社の売上げのほとんどはクラウドファンディングです。

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青木 青木:社員さん何人いるんでしたっけ?

木村 木村:6人です。

角田 角田:クラウドファンディングだけで6人食ってるって!

田久保 田久保:グラフィックデザイナーの田久保と申します。

木村 木村:田久保さんはアイドントノウのメンバーの一人なんですけど、オールユアーズのロゴを作っていただきました。

青木 青木:田久保さんのファンジスタぶりがこのロゴに表れてますよね。すごくシンプルだけど、解説を聞くとまた意味が違ってきます。

ALL YOURE ロゴ

田久保 田久保:オールユアーズさんのコンセプトはその名の通り「あなたのため」で、「あなた=U」が必ず中心にくるレイアウトをしています。このロゴデザインをきっかけに、今では商品のタグ制作やネーミングでもご一緒させていただいてます。

木村 木村:お世話になっております。

田久保 田久保:テントの青木さんと治田さんとは以前から公私ともに仲良くしていただいていて、アイドントノウではメンバーのひとりとしてグラフィック周りを担当させてもらってます。

治田 治田:治田と申します。青木さんと2人でテントというデザイン事務所をやっています。普段は工業製品のメーカーさんからお仕事をいただいて、製品をデザインする仕事をメインでやってます。

青木 青木:はい。

治田 治田:加えて自社商品を自分たちで売ることもやってまして、その延長線上で、アイドントノウという集まりでストイックなプロダクトをこれまでにいくつか発表しました。

アイドントノウのプロダクト
▲アイドントノウがこれまで発表したプロダクト

木村 木村:そもそも「アイドントノウ」って何でしたっけ?

角田 角田:その説明は僕から。メンバーのひとりで、トゥエルブトーンの角田と言います。「YOKA」という組立家具シリーズや玩具をデザインしている者です。

角田 角田:テントさんとはご近所さんで、普段から飲んだり遊びに行ったりする仲で。

青木 青木:一緒に旅行に行ったりね。

角田 角田:お互い考えるのが好きなので、事務所に行くといつもブレストが始まるんです。そこであるとき「考えるモノを作ろう」となったとき、「そもそも考えるって何なんだ?」「アイデアって何にも知らない状態から生まれるんじゃないか?」って話になって。

木村 木村:「知らないことから始めよう」

角田 角田:そうそう。何かを知ったかぶりした状態で、新しいことって考えられないんじゃないかなと。

青木 青木:「知ってるよ、知ってるんだけど、知らない」

角田 角田:スマホに「今日のお天気は?」って訊いたら分かるくらい何でも知れちゃう世の中だけど、あえて「俺たちは知らない」と言うところから始めるのが「かっこいいじゃん」って。そういう風に名前が決まったのがアイドントノウなんですね。

角田

木村 木村:いつの間にか人が当たり前になってるルールとかをぶっ壊して、「知らんがな」という感じで「もう一回ゼロからモノを作り直しましょう」というグループですね。

青木 青木:週に一回集まる部活動かな。それで結構いいモノができたんですが、発売はどうするか、展示会に出すのか、みたいな話をしていたときに「なぜそれを作ろうと思ったのか」とか「こういう風に好きだ」というのを隠し事なしに全部サイトに書いちゃえと思ったんですね。

角田 角田:そんなやり方、僕らはこれまで考えたこともなかったんですけど。

青木 青木:次の日からドメインを取ってサイトを立ち上げて。この「HINGE」というメモパッドが第一弾アイテムなんですけど、ものすごい情報量の開発ストーリーを公開したんですね。「こんなに長いの誰も読まないだろう」と思いながら。

HINGE
▲アイドントノウ第一弾プロダクト「HINGE」

木村 木村:これ、すごいプロダクトなんですけど、コピー用紙をはさんで、アイデアが思いついたらパッと広げてすぐ書ける。

青木 青木:もともとアイドントノウの4人ともコピー用紙を使ってたんですよ。

木村 木村:一般的なノートだと「谷間のところがイヤ」だとか「前のページがイヤ」「線が入ってるからイヤ」って不満があって。だから「コピー用紙を使えるメモ書きを作ろう」ってことでできた商品ですよね。

青木 青木:コピー用紙だけだと「わしゃわしゃになって困る」という問題があったから作ったんですが、はじめは正直「誰が買うねん」って思ってました。

青木

木村 木村:でもコピー用紙でスケッチをしている人が実は多かったというのが広まった要因ですよね。ものすごくターゲットを絞り込んで「デザイナーのアイデア出し用」に作ったはずが。

角田 角田:誰かが作ればよかったんだろうけれども、みんなクリップボードがある時点で諦めているんですよね。「コピー用紙を使うものはクリップボードである」と。そこが僕らからすれば「I don’t know(知らんがな)」ですよ。

木村 木村:書く面が全部フラットなんですよね。だから邪魔するものが何もなくて、頭の中にあるアイデアがそのまま全部ここに出せる。

青木 青木:で、Twitterを中心にみんなに「面白い」と言ってもらえて。初めての取り組みなのに、すごく拡散してもらえて、いっぱい買ってもらえて。というのが最近、アイドントノウに起きたことです。

木村 木村:同じことがハイモジモジにも起きましたよね。

トークイベント

【第2回】僕たちに共通していたこと

プロダクト紹介その1

by Atsushi Matsuoka

人にも服にも心地よいハンガー【FORM】

人にも服にも心地よいハンガー【FORM】


オールユアーズとアイドントノウが初コラボ。なんと、ハイモジモジの知らないところで、そんなことになっていたなんて! しかもこれまで見たことのない素材と形のハンガーだなんて、ちょっと嫉妬します。

さて、このハンガー。スポンジのような衝撃緩衝材でできていて、よくある針金製より軽く、それなのに厚みがあって洋服がハンガー負けしない作りなのだそう。

人にも服にも心地よいハンガー【FORM】 他にもバーに引っ掛ける部分にマジックテープを使用しているところとか、板状だからコートのなどの重い服をかけるときに複数枚を重ね合わせるところとか、一件奇抜なようで合理的なプロダクトですよね。

現在、クラウドファンディングで出資者を募集してるので、手に入れたい人は5月20日までにどうぞ。オールユアーズさんの新店舗でも使われるそうですよ。

【FORM】のお求めはこちらから

WORKERS' BOX

デスクが片づくファイルボックス【WORKERS'BOX】


片づけが苦手なデザイナーが自分のために作ったところ、Twitterを中心に「こういうのが欲しかった!」の声が殺到したプロダクトです。トークイベントでも何度も引き合いに出されています。ぜひ実物を試してみてください、本当に身の回りがスッキリしますよ。

【WORKERS'BOX】の詳細はこちらから

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