ハイモジモジ松岡

ハイモジモジの松岡です。

かねてより予告して参りました通り、本日より、送料の値上げに踏み切らせていただきます。

さる2017年。大手運送会社が大幅な運賃値上げを行いましたが、それに先駆け、社会に大きな議論が巻き起こったのは記憶に新しいところです。

オンラインショップやフリマアプリも含めた「ネットを介したモノのやりとり」が活発になり、それに伴い運送ドライバーの負担が増す一方で、十分な残業代が支払われていなかったことも話題になりました。

一方で荷物を受け取る側も「不在」になることが多く、配送の二度手間を引き起こしている実態も知られるようになりましたね。

モノの売り買いが活発になること自体は歓迎すべきことですが、それを支える物流が陰で悲鳴を起こしており、「宅配クライシス」という名の社会問題化したのはひとつの事件だったと思います。

この問題はまだまだ現在進行形です。運送会社の値上げの動きは止まりませんし、一部の利用者に愛用されていた便利なサービスも「人件費」の観点から削られていく事態もつづいています。

そうした中、オンラインショップを運営する方々も、運送会社の値上げに追従する形で、設定している送料を上げざるを得なくなっています。

もちろん、モノが売れたらそれを運ぶ人がいますし、運ぶ人を管理する人もいます。「私たちのしあわせ」はさまざまな人の力があわさって実現していることですので、適正な対価が支払われるのは当然です。

一方で、あまりに送料が高騰してしまうと「ネットで買うのを止めようか」という気になるのも事実で、モノを作る人と買う人がダイレクトにつながれるネット時代の流通革命に水を差すという側面もあるかと思います。

ですので、送料を設定する側は「どのあたりでバランスを取るか」というのが今、とても大事になってきているんです。

ハイモジモジは現在のサイトのかたちに落ち着いてから、全国一律600円を貫いてきました(北海道と沖縄を除く)。世の中の動きを見つつ、大小さまざまなオンラインショップとも比較しつつ、自分たちは「ここがベスト」と着地点を決め、安易に価格を変更するのを良しとしませんでした。

2017年にあった「運送会社の大幅値上げ」に対しても、心で泣きつつ泰然と構え、商品を買ってくださる方々の負担にならないよう、かたくなに料金を据え置いてきました。

でも、そろそろ限界を感じました。

というのも、送料の面だけを見たら実は「赤字」だったからです。たとえ600円の送料を頂戴しても、実際は600円以上の実費がかかっていたんですよね。その分は自分たちの利益を削るかたちで維持してきましたが、さすがに一年近く続けて「厳しくなってきたな」というのが本音です。

もちろん送料を安く設定することで購入者の数が増えれば、トータルで見ればプラスになるわけですから、モノを売る立場の戦略上、間違っていたとは思いません。

ただ、これからも長く事業を続けていこうと考えたとき、この「送料問題」には対しては耳を貝にするのではなく、もう少し柔軟に向き合って「そのときのベストを探り続ける姿勢」こそがベストなのではないかと思い改めました。

つまり音を上げて、送料の値上げをするに至ったわけです。そう、これが本当の「音上げ」です。

いろいろ検討し、熟慮した上での結論ですが、また世の中に動きがあれば変更するかもしれません。でも「現時点でのベスト」を探った結果、今回は下記のように設定させていただくことにしました。


ゆうパック 600円 → 756円
(北海道) 756円 → 1,080円
(沖縄) 1,296円 → 1,620円
ゆうパケット 200円 → 200円
(据え置き)
送料無料ライン 5,400円 → 5,400円
(据え置き)
※すべて税込み


苦渋の決断ですが、このように値段を設定させていただきました。

しかしながら、せめてもの抵抗として、送料無料になる金額5,400円は現状維持とさせてもらいました。いくらまとめ買をしても送料がサービスされないままでは、みなさんとの良好な関係が築けないのではと感じたからです。

「運賃は必ず発生するのだから、いくら以上なら送料無料の風潮をやめにしてはどうか」という意見もあるかとは思いますが、モノを買っていただくことで事業を成り立たせている私たちには、今回はそこまでの勇気は出ませんでした。

さまざまなご意見があるかと思いますが、ひとまず私たちなりのベストを探り当てたつもりですので、どうか寛容に受けとめていただけますと幸いです。


LIST-IT

2018.8.1 by Atsushi Matsuoka

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