モノって、なぜ散らかるんでしょうね。モノって、なぜ片づかないんでしょうね。

ときめくか、ときめかないかで「捨てる」「残す」を区分けできる私物と違って、お仕事の書類や小物は捨てたくても捨てられず、上手く付き合っていくしかありません。整理整頓が苦手なみなさん、どうされてますか。職場で煙たがられていませんか。

9月に新商品をリリースします。誰でもデスクが片づき、仕事に集中できるワークツール「WORKERS' BOX」です。

そこでハイモジモジの松岡と松田が「なぜそれをつくったのか」を連載形式で語り明かしていきます。ほんと、この商品をつくるまではわたしたちも「お片づけ問題」が切実だったのです。


【第1回】なぜモノは片づかないのか
【第2回】だからボックスをつくった
【第3回】自分自身が欲しかったから
【第4回】開いて閉じて、しまうだけ
【第5回】なぜ紙製にこだわったのか
【第6回】そして片づけが楽しくなった(了)

なぜモノは散らかるのか



ハイモジモジ松岡みなさんこんにちは、ハイモジモジの松岡です。


ハイモジモジ松田松田です。


ハイモジモジ松岡今度の8月に収納に関する新商品をリリースするのですが、それに関連して、弊社デザイナーであり妻でもある松田に訊いてみたいことがあるのです。


ハイモジモジ松田そうなの?


ハイモジモジ松岡以前、事務所で大きなテーブルを共有してたよね。パソコンを2台並べて、向かい合うように座ってた。


ハイモジモジ松田うん。



ワールドビジネスサテライト(2015.10.2放送)より


ハイモジモジ松岡取材のときは慌ててきれいにしてたけど、普段のモノの散らかりっぷりは、まあひどかった。


ハイモジモジ松田そう? 記憶にないなあ。


ハイモジモジ松岡そこそこ広いテーブルだったのに、5分の4はそちらのモノで支配されてたからね。書類やら商品サンプルやらが、あきらかにこちらの領域にまで侵食してきて、僕のスペースはいつもマウスを動かすのがやっとだった。


ハイモジモジ松田うそだー。


ハイモジモジ松岡証拠写真がこちらになります。左が僕、右があなた。




ハイモジモジ松田うわー、なにこれ!


ハイモジモジ松岡ね。


ハイモジモジ松田まあ、テーブルの形がいびつだったから、ふたりの境界線があいまいだったんだよきっと。


ハイモジモジ松岡いやいや、境界線のレベルを超えてるでしょ(笑)。目くじら立てるつもりはなかったけど、さすがに自分の書類を置くスペースもないのはきつかったよ。


ハイモジモジ松田まったく記憶に残ってないなあ。


ハイモジモジ松岡侵略してた側はまあ、そう言うよね。あえて「侵略」と言わせてもらうけど(笑)。


ハイモジモジ松田ふふ。


ハイモジモジ松岡あんなに広いテーブルだったのに「全然自分のスペースないやん!」ってのが、当時はけっこうストレスだった。


ハイモジモジ松田そうだったんだ。


ハイモジモジ松岡今は部屋をふたつに分けたから快適だけどね。そこで本題。なんであんなことになるの? なんであんなに散らかるの?


ハイモジモジ松田うーん、一個のことに集中してないからだよね。





ハイモジモジ松岡というと?


ハイモジモジ松田うちらの仕事って、5つも6つも同時にプロジェクトを抱えてるじゃない。それを順次こなしていければいいんだけど、急ぎの案件がパッと横入りしてきたりする。するとそれまでやってた作業は一旦置いて、急ぎの方を優先させるじゃん?


ハイモジモジ松岡まあ、いろんな仕事が同時並行で進んでるからね。優先順位がその都度変わるのは分かる。


ハイモジモジ松田だから、やりかけの仕事はそのままにしちゃうのね。一旦片づけちゃうと、次またその仕事に戻るとき、ゼロからエンジンをかけなくちゃいけない。別に急な仕事じゃなくっても、たとえばご飯の時間になったら仕事を一旦区切るじゃん? そこでやりかけのものを片づけると、ゼロになっちゃうんだよね。


ハイモジモジ松岡それは気持ちの面で?


ハイモジモジ松田わかんない。もう、そういう癖だから。自慢じゃないけど、わたしのMacも同じ状態だからね。Illustlatorでデータ作ってるときも、ソフトを閉じないで、ずっと立ち上げたままだから。





ハイモジモジ松岡ソフトは開きっぱなし、データはデスクトップに散らかりまくり。フォルダに入ってないファイルも画面いっぱいに並んでるしね。いやー、ほんとにきたないな。


ハイモジモジ松田ちょっと待って、わたしの評判を貶めようとしてる(笑)?


ハイモジモジ松岡いやいや、事実だから(笑)



なぜモノは片づかないのか



ハイモジモジ松田片づけが得意な人はきちんとフォルダに入れるんだろうけど、わたしみたいに苦手な人はそれをどこに片づけたかがわからなくなるわけ。それはデータも紙の書類も同じで、見る人からしたら「散らかってるなー」って思われるかもしれない。でも、わたしは大丈夫だから。


ハイモジモジ松岡めっちゃ部屋が散らかってる友達を思い出した。足の踏み場も座るところもないから、その辺のモノをさっとどかすんだけど、本人は「どかすな」って言うわけ。彼なりに何がどこに散らばってるか、把握してるらしいから。


ハイモジモジ松田あー、分かる(笑)


ハイモジモジ松岡僕ならまずフォルダをつくることから始めるね。見積書とか、スキャンした参考書類なんかがまだ何ひとつない状態でも、あるプロジェクトが始まった段階でフォルダをつくる。他社から問い合わせがあった時点から、相手の社名と番号を振って、データの「容器づくり」から始める。





ハイモジモジ松田できる人はね。


ハイモジモジ松岡もちろんデスクトップはパーソナルな仮想空間だし、人の使い方に注文つけるつもりはないよ。ただ、話を蒸し返すけど、物理的に他人と共有しているテーブルを「5分の4」も使えるのはなかなか図太い神経じゃない(笑)?


ハイモジモジ松田でもね、きたない方がいいって思ってる人間はいないわけで。私もテーブルの上がきれいだったらどんなにいいかと思ってるよ。


ハイモジモジ松岡ほんまかいな。


ハイモジモジ松田そりゃそうだよ。でも、どんなにきれいに片づけても、こまごましたものは結局どこにしまったか忘れちゃうんだよね。最近もある資料を探すのに、めっちゃ時間がかかった。探して探して、探し疲れて、汗だくになっちゃって。


ハイモジモジ松岡結局見つかったの?


ハイモジモジ松田あったんだっけ、なかったんだっけ。それさえも忘れちゃった(笑)。


ハイモジモジ松岡(笑)


ハイモジモジ松田でもね、そんな自分にある日、嫌気が差した。だから、ちゃんと整理しようとは思ってるし、試してみてもいるんだけど、そもそもわたしにとって最適な収納ツールがないんだよね。


ハイモジモジ松岡そうなの?


ハイモジモジ松田ほら、書類に穴を開けてリングで留めたり、1枚ずつクリアポケットに入れたりするでしょう。ああいう整理の手間がとにかく面倒くさいわけ。仕事を合理的に進めたいのに、「仕事のために仕事する」みたいになるのがイヤなのね。


ハイモジモジ松岡なるほどねえ。僕は逆に「あれどこに行ったっけ?」って探す時間が、この世で一番イヤだけどな。ハサミはここ、テープはここ、あの書類はこのファイル、ってルールが決まってたら取り出すのに1秒もかからないのに、あの行方不明になったモノたちを探す時間だけは耐えられない。


ハイモジモジ松田もし見つからないときはどうなるの?


ハイモジモジ松岡見つからないとだんだんイライラしてきて、「どこ行ったんじゃー!」って叫ぶ。で、怒りがMAXに達したら、深呼吸して目を閉じて、一休さんみたいに座禅を組んで、最後にそれを使ったシーンを頭のなかでゆっくり思い出すのね、映像で。そうすると大体見つかる。


ハイモジモジ松田(笑)



ハイモジモジ松岡いや、僕だって、そもそも片づけが得意じゃないのよ。整理整頓が上手な人にはまったく及ばない。ただ「モノを探す」という無駄な時間を自分の人生から無くしたいから、仕方なく整理してるってだけで。


ハイモジモジ松田自分の部屋で、こんな風にファイルボックスで管理してるじゃん。几帳面だなあと思ってたよ、とてもB型とは思えない。





ハイモジモジ松岡これをこしらえるのも、けっこう面倒くさかったよ。どのメーカーのファイルボックスを買うかを決めて、それを並べるのにちょうどいい棚を探して、どういうジャンルに分けて整理しようかを決めて、ラベルを自分で出力して貼って。


ハイモジモジ松田そういうところ、お義父さんにそっくりだよね。DVDにダビングした映画とかも、作品ごとに画像をラベルプリントして、ちゃんと管理してあったもんね。


ハイモジモジ松岡ああ、そういうところは血は争えないかも。


ハイモジモジ松田お義母さんのキッチンもすごいよね。冷蔵庫とか食器棚を開けたら、モノがぎっしり詰まってるんだけど、どこに何が入ってるのかちゃんと分かるようになってた。すき間はないのにごちゃごちゃした感じが全然なかった。


ハイモジモジ松岡あれはお祖母ちゃん譲り(笑)。うちの家系は整理整頓が得意なのかも。僕は全然だけど。


ハイモジモジ松田わたしには真似できないや。


ハイモジモジ松岡でもファイルボックスで管理するようにしたら「あれどこ行ったっけ?」の時間がなくなったし、「この書類をどこにしまおう」って迷わなくなった。準備こそ手間はかかったけど、今ではいい時間の投資だったと思ってるよ。


ハイモジモジ松田わたしは時間がないから、誰かやってくれないかな。


ハイモジモジ松岡自分でやらんかい、自分で。




次回「だからボックスをつくった」につづく


【第1回】なぜモノは片づかないのか
【第2回】だからボックスをつくった
【第3回】自分自身が欲しかったから
【第4回】開いて閉じて、しまうだけ
【第5回】なぜ紙製にこだわったのか
【第6回】そして片づけが楽しくなった(了)



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【徹底討論】なぜモノは片づかないのか

【徹底討論】なぜモノは片づかないのか

モノって、なぜ散らかるんでしょうね。デスクが片づくファイルボックス「WORKERS' BOX」が生み出された背景を語り合いました。全6回の連載です。
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